ホーム > 特集ページ > 手洗い、うがい、適正湿度管理。家でできる簡単ウィルス予防3選。

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過去のウィルスから予防しよう。
手洗い、うがい、適正湿度によるお家でできる簡単ウィルス予防3つの方法

秋から春にかけて毎年流行するインフルエンザウィルス。
2020年には新型肺炎(COVID-19)が世界中で大流行しました。

これらウィルスの感染予防には流行前に病院でワクチンを注射する方法が一般的です。
一方で新たに生まれたウィルスにはワクチンが無かったり、またワクチンがあっても病院に行けないという方も多くいるでしょう。
この記事では、過去に流行したウィルスの原因と、終息までの流れ、確立された対処方法について解説し、その後、身近にできる感染予防3つの対策について紹介していきます。

過去のウィルスから対策を知り、自分自身の健康を守るため、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 1.過去に流行したウィルス
  2. 2.どのような状態がウィルスを広めるの?
  3. 3.【対策1】手洗い
  4. 4.【対策2】うがい
  5. 5.【対策3】湿度管理
  6. 6.金属の殺菌作用
  7. 7.まとめ
  8. 8.当社オーミヤについて

1.過去に流行したウィルス

ペスト(黒死病)

1348年から1420年に流行し、全世界で1億人が死んだとされる感染症。致死率が60%以上と高く、イングランドやイタリアでは人口の80%が死亡したとされる。現在も有効なワクチンはなく、2000年代に入ってもアフリカ、南北アメリカ、アジアで患者が報告されている。

潜伏期間

2-7日

全身の倦怠感。39℃~の高熱

ネズミを宿主とするペスト菌がノミを媒介して人に感染

治療方法

抗生物質による治療 ※現状も有効なワクチンは存在しない

ペスト菌を保有するノミ、ネズミの駆除。患者の2m以内ではマスク、メガネ、手袋の着用

スペイン風邪(A型インフルエンザ)

1918年から1920年に流行した、H1N1型インフルエンザウイルスの感染症。致死率は約2.5%。感染者は全世界で5億人、死者も5000万人以上とされている。日本国内でも39万人が死亡し、65歳以上の高齢者が基本的に生存した一方で、15歳から35歳の青年層に大量の死者を出した。

潜伏期間

1-3日

38℃~の高熱。肺炎。

鳥類を中心に保有されていたウィルスの遺伝子変化による人感染

治療方法

当時は無し(日本の隅々まで拡大し、もはやそれ以上拡大する限界を迎え、免疫抗体を獲得した人が生き残り自然消滅)

患者の隔離、接触者の行動制限、マスクの着用、消毒と集会の延期、学校の休校
※現在ではインフルエンザワクチンがあるため、ワクチンの接種が有効な予防方法となる。

エボラ出血熱

1976年に現在の南スーダンで発生し、その後もアフリカにで突発的に10回以上流行している感染症。患者の治療開始が遅れると致死率は80%以上となる。

潜伏期間

2-21日

39℃~の高熱。頭痛、腹痛。消化器や鼻からの出血。

エボラウィルスに感染した人の血液、体液に触れることによる感染。

治療方法

元患者の血液や血清の投与 ※現状も有効な医薬品などは確立されていない。

流行地域への渡航中止。消毒。石鹸による手洗い。マスク、メガネ、手袋の着用。

SARS(重症急性呼吸器症候群)

2002年11月に中国の広東省を起源に、2003年7月5日WHOによって終息宣言されるまでに8,000人以上が感染した、新型コロナウィルスの感染症。774人が死亡し、致死率は約9.5%。

潜伏期間

2-10日(平均5日)

発熱、筋肉痛、肺炎、下痢

起源、感染経路等は不明点が多く明確にされていない。

治療方法

有効な根治療法は依然なし。海外では抗ウィルス剤とステロイド剤の併用がされている。

一般的な呼吸器感染症の予防策の実施(手洗い、うがい、マスク、体力・免疫力の増強)

新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)

2009年春頃から翌年3月頃まで流行した、豚由来のインフルエンザ。このインフルエンザに対してはすでにワクチンが開発されている。

潜伏期間

4-6日

発熱、せき、下痢、倦怠感

豚の間で流行していた豚インフルエンザウイルスとされ、これが農場などで豚から人に直接感染し、それから新型ウイルスとして人の間で広まったとされている。

治療方法

従来のインフルエンザと同様に治療。健康な人、大人でも子供でも大部分は抗ウイルス薬がなくても休養すれば治る。

マスク、手洗い、うがいの実施。部屋の換気や温度、湿度を高く設定して管理。

MERS(中東呼吸器症候群)

2012年9月以降にサウジアラビアやUAEなど中東地域で広く発生している重症呼吸器感染症。2019年11月末までに2494人が感染し、858名が死亡。致死率は約34%とされている。

潜伏期間

2-14日(平均5日)

発熱、せき、息切れ、呼吸困難などの呼吸器症状

ヒトコブラクダがMERSコロナウィルスを保有し、ヒトコブラクダとの濃厚接触により人に感染する。

治療方法

有効な根治療法はなし。対症療法による治療が行われる。

手洗い、うがいなど一般的な衛生対策。ヒトコブラクダ、未殺菌のラクダの乳などの食品を避ける。

2.どのような状態がウィルスを広めるの?

過去に流行したウィルスから分かるように、多くのウィルスはヒト以外の動物が持っていたものを、人が食べたり、また媒介生物により人へ感染します。
人に感染した後は、感染した人のせきやくしゃみといった体液を通じてヒトからヒトへ感染していくことが分かります。

また、特に 冬期はウィルスと人の条件が揃い、ウィルスが拡大しやすい とされています。

ウィルスに最適な冬

15℃以下の気温、40%以下の湿度になると、ウィルスは表面の水分を失い空中に浮遊しやすくなります。またこのような環境ではウィルスは長時間生存することが確認されています。参考までに、2019年東京の10月平均気温は19.4℃、平均湿度が80%。11月になると平均気温は13.1℃、平均湿度が69%となり、11月以降がウィルスが活発に動く時期と考えられます。
※気象庁ホームページ表「東京 2019年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)」より引用

表1 東京 2019年月ごとの平均気温・蒸気圧・湿度
気温(℃) 蒸気圧(hPa) 湿度(%)
1 5.6 4.5 51
2 7.2 6.1 59
3 10.6 7.6 60
4 13.6 10.1 63
5 20.0 14.9 65
6 21.8 20.9 81
7 24.1 26.8 89
8 28.4 30.9 80
9 25.1 25.0 79
10 19.4 18.1 80
11 13.1 10.5 69
12 8.5 7.3 66

引用元の表を見る

国土交通省気象庁ホームページ「東京 2019年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)」へ

体温が1℃低下すると免疫力は30%DOWN

気温が低く、湿度が低いため水分の取る量が減り気道の防御機能がうまく働かなくなる。気温の低下に伴い、体温が下がり免疫が落ち、人はウィルスに感染しやすくなります。
また、特に冬期はウィルスと人の条件が揃い、ウィルスが拡大しやすいとされています。

3.【対策1】手洗い

鼻をかんだり、くしゃみを手で止める。風邪の初期症状に多くみられるこれらの行為により、ウィルスは手指に多く付着します。
ウィルスに感染した人がこの手で、ドアや電話、電車の吊革など不特定多数の人が触るものに触れる。
その場所を別の人が触り、その手でそのままご飯を食べると、人から人への感染がおこります。

このリスクを防ぐには、手洗いの徹底が有効です。外から家、会社に帰ってきたらまず手を石鹸で洗う。洗った手は清潔な自分のタオルでふくことを徹底しましょう。

正しい手洗いの方法

step1

手を濡らして石鹸をつけて泡立てる

step2

手のひらで手の甲を洗う

step3

指の付け根もこすり洗う

step4

指先や爪の間も入念に洗う

step5

親指と手のひらをねじり洗う

step6

手首までしっかりと洗う

step7

流水で石鹸を十分に洗い流す

step8

清潔なタオルでしっかりと拭く

4.【対策2】うがい

うがいもウィルス対策に有効とされています。
うがいは、のど本来が持つ防御機能を高め、またうがい薬を使えば殺菌効果によってのどを清潔にできます。その結果、のどの粘膜の機能が回復し、口からのウィルス感染の予防になるとされています。
「どのような状態がウィルスを広めるの」で記載したように、のども気温が低く空気が乾燥すると、粘膜の表面が傷つき、ウイルスが侵入しやすくなるとされています。
うがいができない場合は、細かな水分補給や保湿性のあるマスクを着用することもおすすめです。

正しいうがいの方法

step1

うがいしやすい量(60ml)の水をコップに取る

step2

1回目は、口の中の食べ物かすを出すように強くうがいする。

step3

2回目は上を向いて、のどの奥まで届くようにうがいをする。(あーと声を出すと、のどの奥までうがいができます。)

step3

3回目は1回目と同様に、強くうがいをします。

番外編

みんな気になる鼻うがいのメリット・デメリット

最近は専用の薬もある鼻うがい。ウイルスを捕らえて感染を予防・阻止する役割を持つ鼻の中をキレイにする目的で注目されています。
ここではそんな鼻うがいの方法と、メリットとデメリットについて簡単に紹介します。

鼻うがいのための食塩水の作り方

37度前後の水の総量に対して0.9%の食塩を入れます。

鼻うがいの方法

「えー」と声を出しながら片方の鼻腔から洗浄液(食塩水)を入れ、いれた側の鼻もしくは反対の鼻、口から出す。

鼻うがいのメリット・デメリット

メリット ・洗浄することで鼻の中を清潔に保つことができる
・鼻粘膜を良い状態にすることで免疫機能を保持・向上させる(ウィルス対策)
デメリット ・鼻うがいをする液体の温度・濃度が適切でないと、かえって炎症を起こしてしまう
・洗浄後にキチンと鼻をかまないと耳・鼻・副鼻腔の炎症を起こすことがある
 =鼻をキチンとかめない人は鼻うがいができません。

5.【対策3】湿度管理

空気は暖かくなるとより多くの水蒸気を含むことができるようになります。この結果、暖房を使用すると室内の空気は暖かくなり、暖房を使用する前に比べて水蒸気を多く含める状態になります。この状態で水蒸気の供給が無ければ、部屋の中の湿度が相対的に下がってしまいます。
屋外と屋内に含まれる水蒸気量は、大体同じなので、部屋の暖房を使用すると、上で紹介した気象庁発表の平均湿度より湿度は下がり、ウィルスの活動が活発になるとされる40%以下の湿度になってしまいます。
そのため室内では加湿器や、 建物の入口で連続的に霧を発生させるミストシャワーを使用し、湿度を上げるのが効果的です。

※ミストスタンドを用いた加湿

ミストスタンド

ミストスタンド

ミストスタンドは、据置型のミスト発生装置です。屋外の散水栓にホースを繋げて使います。ミストスタンドは、360°に70-80ミクロンの細かな霧を発生させることで、雰囲気中の水分量を高めます。
玄関の入口に設置することで、屋外から入ってくる人の周りに付着した乾燥したちりに水分を与え、花粉やウィルスの飛散防止の効果が得られます。

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※ミストファンを用いた加湿

ミストファン

ミストファン

ミストファンは、扇風機に取り付けるタイミングの円形ミスト発生装置です。こちらも屋外の散水栓にホースを繋げて使います。扇風機に取り付けることで、より広範囲に70-80ミクロンの細かな霧を発生させることで、雰囲気中の水分量を高めます。
またミストファンに採用されているリングは、銅パイプを使用しているため、抗菌効果もあり、お子様のいるご家庭でも安心してご利用可能です。
※銅の抗菌効果については次の章「6.金属の殺菌作用」をご覧ください。

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6.金属の殺菌作用

2020年に流行した新型コロナウィルスについて、米国立衛生研究所が2020年3月に発表したレポートでは、各材質の表面についたウィルスがどれだけ生存したかという報告もでています。

表2 素材別ウィルスの生存時間
素材 ステンレス プラスチック ボール紙
時間 最大72時間 最大72時間 最大4時間 最大24時間

ウィルスの生存時間は、ウィルスごとに違いますが、この結果で興味深いのは銅表面のウィルス生存時間の短さです。
銅の持つ微量金属作用には抗菌効果があるとされ、世界で使用される硬貨の多くに銅合金が採用されています。
日本で流通している硬貨も1円以外はすべて黄銅や青銅、白銅など銅合金でできています。

加湿器やミストシャワーも素材の違いや、加湿方法の違いがあります。それぞれの違いを確認したうえで、用途にあわせて利用してください。

より詳細な銅の殺菌作用については下記の記事からご確認になれます。

銅の殺菌作用特集ページ

7.まとめ

最後に、この記事で紹介した内容を簡単にまとめます。

  • ウィルスの多くは人以外の動物から発生し、その後人から人へと感染が広まる。
  • スペイン風邪のようにワクチンが完成したウィルスもあるが、SARSなど原因や対策が未だに特定できていないウィルスも多い。
  • 手洗い、うがいをすることでウィルス感染を予防することができる。
  • 気温15℃、湿度40%以下になるとウィルスの活動が活発になる。
  • 暖房を利用すると相対的に湿度が下がりウィルス感染リスクが高まるため、加湿器等で湿度を上げる。
  • 材質によってウィルスの生存時間が変わる。硬貨は比較的ウィルスの生存時間が短い銅製である。

8.当社オーミヤについて

病院にも使用される銅製品の製造をしています

「三方良しのモノづくり」を企業理念に、銅製品を東大阪の自社工場にて製造販売しています。グループ企業に金属材料の専門問屋を持つ強みから、幅広い金属の知識を持っています。
「殺菌や抗菌について、どうしたらいいのか」とお困りの際は、一度下記にお問い合わせください。

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