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給排水機材


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配管+銅=殺菌作用、銅の持つ微量金属作用が抗菌効果を発揮。病原性大腸菌O-157などに対する高い抗菌効果が実証されています。

出典:一般社団法人日本銅センター【銅の殺菌性】

銅とは

原子番号29の元素。元素周期表では銀、金が属する第11族に属する元素です。
金属元素の中では金と同様に珍しい、銀色以外の色をしています。
自然銅として自然の中にあり、人類との関わりは古く1万年以上前、紀元前9000年から利用されていたとされています。

銅の特徴と使用用途

熱伝導性

熱伝導率は鉄の約4倍。熱を通しやすく、まんべんなく熱が行き渡ることから卵焼きやたこ焼きの調理器具に採用されています。

電気の通しやすさ

銀についで電気を良く通す銅。町でみかける電線は銅でできています。

耐食性

銅の表面にできる被膜が腐食の進行を防ぎます。青銅土器が多く形を残して出土されるのも銅の特徴です。

展延性

伸ばしたり曲げる力にも銅は強さがあります。それでいて柔らかい材質のため曲げたり、プレスされ電子機器に採用されています。

殺菌効果

微量金属作用が殺菌効果をもち、O-157やインフルエンザなどに対しても滅菌効果を持ちます。また殺菌作用があることから水道配管にも利用されています。

インフルエンザやノロウイルスを減らす銅

日本銅センターが実施した試験では、A型インフルエンザウイルスを銅表面に接触させ経時的に感染数を測定した結果、1時間後に接種量の75%相当のウイルスが死滅し、6時間後は0.025%まで減少した結果が出ています。
最近では、銅がノロウイルスに対する不活化にも有効と判明しています。

配管に使用される銅

近年は、塩ビ管、PE管、架橋ポリエチレン管が給水、給湯配管に多く採用されるようになりました。
一方で病院では未だに銅管が給水・給湯配管として採用されているのは、銅の殺菌効果によるものです。
日本銅センターにおける銅管の大腸菌への殺菌力に関わる試験では下記のように実証されています。
銅管、塩ビライニング鋼管、ステンレス鋼管、ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、硬化塩ビ管、ポリブテン管の7種類の管材に大腸菌を含む菌液を入れ、数時間おきに検査。 試験の結果、銅管のみ大腸菌の生存数を低下させる働きが認められました。
この結果から、銅管は他の金属や樹脂系の管材にくらべ、すぐれた殺菌効果をもっていることが実証されました。
銅のパワーは毎日使う水道に生かされ、私たちの健康で衛生的な暮らしを支えています。

環境にも優しい銅

銅はリサイクル性に優れ、加工後の銅は捨てられることなく大事に扱われます。
加工時にどうしても出てしまう、材料の不要な部分。私たちはスクラップと呼んでいます。
銅のスクラップは電線、銅を作るメーカーにほぼ100%原料として、また黄銅や青銅などの銅合金も黄銅メーカーや青銅メーカーに、ほぼ100%原料として再利用されています。
他の金属や樹脂では、リサイクル性が悪くスクラップが産業廃棄物になることがある中で、銅は資源循環が確実にされる珍しい素材です。

まとめ

銅の魅力は伝わったでしょうか。
目に見えて使用される食器の他、電線や精密機器、電気自動車など私たちの目に見えない場所でも銅は活躍しています。
環境にも良く、殺菌性がある。製品の材質で悩んだ際は銅製品を一度手に取ってみていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

当社について

配管に新たな価値を提供し、快適便利な人々の生活を実現する「PIPE+1」カンパニー

パイプに取り付ける配管継手を軸に、配管に新たな価値を提供しているメーカーです。
配管を通じて、より良い社会を作るため、夏の熱中症対策製品のミスト装置。
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