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クールビーム

この症状…熱中症?熱中症の予防と直し方

暑い夏、せっかくなら暑さを感じ夏を楽しみたい。
夏らしい場所で、写真を撮ってSNSに投稿したい。
自然と開放的な気持ちになる夏。でも夏の炎天下には危険がいっぱい。

毎年、気温が上がる5月末からニュースで耳にする「熱中症」。
自分は関係ないと思っていても、年間で救急搬送件数は95,137人(※1)。死亡者数も160人と身近に潜む危険な夏の症状です。

この記事では、夏の高温下で体調不良になった際、すぐに使える熱中症かどうかのチェック方法と治し方。
また熱中症にならないための予防方法を紹介していきます。
これらを参考に、楽しく元気に暑い夏を乗り切ってください。

※消防庁救急企画室 「平成30年度の熱中症による救急搬送状況」より

1.熱中症かな?と思ったら「すぐにできる簡単チェック法」

さっきまで元気にしていたのに、急に体調不良を訴える。これ実は危険なサインかも。
まずは、症状を確認し熱中症の疑いがあるかをチェックしましょう。
ここでは、熱中症の代表的な初期症状を7つあげています。熱中症は命にも関わる危険な症状です。
この中で2つ以上の症状が出ている場合は、早急な処置が必要となります。

チェックチェック

この症状…もしかして熱中症?
熱中症の初期症状をセルフチェック

症状のある方はチェックボタンを押して「すぐにできる熱中症の応急処置」をご覧ください。

症 状
1

めまい・立ちくらみ・顔のほてり・腹痛
特にめまいや立ちくらみは熱中症のサインと言われています。

CHECK

症 状
2

筋肉のつりやけいれん
手足の筋肉がつったり、ぴくぴくとけいれんすることがあります。

CHECK

症 状
3

汗が止まらない・または汗をまったくかかない
汗の出方がいつもと違う場合も熱中症を疑ってください。

CHECK

症 状
4

吐き気・体が重い・寒気がする
気分が悪くなったり、体がだるかったり、頭痛を伴う場合もあります。

CHECK

症 状
5

体温が高い・皮膚が赤い
体温が40℃以上になると危険です。すぐに処置してください。

CHECK

症 状
6

意識が遠のく、フラフラして歩けない
重度の熱中症にかかっていると思われます。すぐに医療機関へ!

CHECK

症 状
7

声をかけても反応がない・水を飲めない
水分補給できない場合も危険な状態です。すぐに医療機関へ!

CHECK

2.熱中症になる原因を考える

チェックチェック

あなたも熱中症予備軍?
熱中症を引き起こす原因をチェック

原 因
1

原因1

天気・居住など環境の問題
例)気温・湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、急に熱くなった、締め切った部屋 など

原 因
2

原因2

免疫力低下など体調の問題
例)乳幼児・高齢者、持病・脱水状態・二日酔い・寝不足などの症状がある方 など

原 因
3

原因3

屋外での運動や作業など行動の問題
例)水分補給しない、激しい運動、慣れない運動、長時間の屋外作業 など

3.すぐにできる熱中症の応急処置

このセクションは特に緊急度の高い、熱中症の応急処置&治し方を紹介します。

あなたや周りの方に熱中症と疑われる症状が出ていたら、応急処置をして医療機関へ相談してください。また、症状5の体温が高すぎる、症状6・7の意識がない時は、速やかに救急車を呼びましょう。
ここでは、医療機関へ相談するまでや救急車を待っている間に、すぐにできる応急処置をご案内します。

熱中症応急処置

処 置
1

出来る限り涼しい場所へ
風通しの良い日陰か、クーラーの効いている部屋や車内があれば移動してください。

〇日陰◎クーラー

処 置
2

身体を冷やす・ケアする
・衣類を脱がせたり、ベルトやネクタイをしている場合は緩めて熱を逃がします。
・衣類を脱がせた場所から、直接皮膚に冷水をかけて、うちわなどで仰ぎます。
・保冷剤や氷枕などがあれば、太い血管のある首筋や両わき、足の付け根を冷やします。
・皮膚が冷たかったり、震えがある場合は乾いたタオルで皮膚マッサージをしてください。
・顔面蒼白で脈が弱ければ、足を高くしましょう。

身体を冷やす・ケアする

処 置
3

塩分と水分の補給(自分で飲める場合のみ)
水分補給は、おう吐の症状や意識障害がある時は、誤って気道に入る危険性があるため、
無理に飲ませることは避けてください。
水分補給が可能な場合は、汗で失われた塩分なども摂取できる、
ナトリウムを100mlあたり40mg~80mg含んでいるスポーツドリンクや経口補水液が特におすすめです。

塩分と水分の補給

処 置
4

医療機関へ運ぶ
意識がないなど、自力で水分の摂取ができないときは、
緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。速やかに救急車を呼びましょう。

医療機関へ運ぶ

4.熱中症を予防しよう(個人編)

私は健康だし、熱中症を発症しやすいと言われている高齢者でも乳幼児でもないから大丈夫!と思っているそこのあなた?油断は禁物です。熱中症は、誰でも条件次第で発症することがあります。例えば、春から夏になったばかりで急に熱くなった日や、秋になってから猛暑が戻ってきた日、熱帯夜の翌日など、体が暑さに慣れない状態で、気温が急に上昇したときは大変危険です。少しくらい大丈夫!と無理をしないで、暑さ対策をしっかりすることで熱中症を防ぎましょう。

予 防
1

暑さに強い身体をつくろう
普段から、水分補給・睡眠・健康的な食事を心がけ、暑さに負けない身体をつくりましょう!

● 水分をこまめに、塩分を適度に摂取しましょう

水分補給

一度に大量の水を摂取するより、こまめに水分補給したほうが、体内にしっかり水分がいきわたります。
また、のどが渇いていなくても必ずこまめに水分補給をしてください。
熱中症予防の水分補給としては、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を日本スポーツ協会では推奨しています。運動量が増えるとさらに糖質が必要になりますので、イオン飲料やスポーツドリンク、経口補水液で塩分や糖分をしっかり補ってください。

● 質の良い睡眠をとりましょう

夏は寝苦しい日が続き、知らず知らずのうちに疲労をためてしまいます。通気性・吸水性の良い寝具で、快適な睡眠を心がけましょう。また、熱帯夜は扇風機・エアコンを冷えすぎないように上手に使用し、寝ている間に起こる熱中症に気を付けましょう。

● バランスのよい食事をとりましょう

夏場はどうしても食欲がなくなる方が多いと思います。そうなると、そうめんやざるそばのように、あっさりとしたものばかり食べてしまいがちですよね。ただし、そうめんは炭水化物ですので、炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1がないと、体は疲れる一方となってしまいます。ビタミンB1は、豚肉や大豆製品(豆腐、味噌など)、モロヘイヤ、玄米に多く含まれています。食欲がない日でも、麺類と合わせて豆腐だけでも一緒に食べる様にすると、疲労回復に効果があります。またビタミンCも、免疫力を高めたり、ストレスへの抗体を作ってくれます。

予 防
2

暑さを和らげる工夫をしよう
日々の生活の中で、気温と湿度を気にして暮らし、快適な環境作りをしましょう。

● 自分のいる部屋の気温と湿度を知って、涼しくする工夫をしましょう

今自分のいる部屋は何度ある?湿度は?を常に意識しましょう。また、温度・湿度だけでなく、直射日光のあたる部屋、風の通らない部屋も体感温度は上がります。日差しを遮ったり、風が通る様に扇風機を使用したり、窓の開ける位置を工夫してみましょう。高齢者や乳幼児がいる時は特に、「これくらいの暑さなら大丈夫」と節電のためにクーラーを我慢することも危険です。

● 衣服や帽子で快適に

帽子

衣類は麻・綿が通気性のよい繊維です。夏場の衣類は通気性の良い素材を選ぶようにしましょう。また屋外では帽子や日傘などのアイテムも熱中症からあなたを守ります。帽子や日傘のない方は、なるべく日陰を歩いたり、強烈な日差しから身を守ってください。

● 冷却グッズを使用しよう

冷却スプレー・シート、水に濡らして首に巻くスカーフ、扇風機の付いた作業着など、現在では様々な冷却グッズが販売されています。太い血管が体の表面近くを通っている場所(首元、わきの下) を冷やすと効果的ですので、試してみてください。

予 防
3

猛暑日(35℃を超える日) の外出時に気を付けたいこと
過酷な環境でのスポーツや労働は控え、水分補給と休憩をしっかりと!また無理は禁物です。

● 冷却グッズと飲み物と塩分を携帯しましょう

冷却グッズ

冷却シートなどで暑さを軽減したり、水分・塩分補給できるように準備しましょう。
スポーツドリンクや経口補水液なら、手軽に水分と塩分を摂取できます。

● 休憩をとりながら活動しよう

強烈な暑さや日差しの下では、気温の何倍も体力の消耗が激しくなります。まだ大丈夫と油断せずに必ずこまめに休憩を取る様にしてください。

● 暑さ指数(WBGT 近似値) を知ろう

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Tempera ture) は、熱中症を予防することを目的として1954 年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度(℃) で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支) に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射( ふくしゃ) など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。

(環境省 熱中症予防情報サイトより)

温度基準(WBGT) 注意すべき生活活動の目安 注意事項
危険(31℃以上) すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒(28~31℃※) 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒(25~28℃※) 中等度以上の生活、活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は、定期的に充分に休息を取り入れる。
注意(25℃未満) 強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示します。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)http://seikishou.jp/pdf/news/shishin.pdfより

5.熱中症を予防しよう(企業編)

厚生労働省は熱中症予防のキャンペーンとして、 2018年から2022年までの5年間で、2017年以前の5年間と比較して死亡者を5%以上減少させることを目標に掲げています。過去の熱中症死亡例について職業別に見ると、建設業が40%続いて製造業が約 20%になります。企業には従業員の安全配慮義務があるため、温度調節や水分摂取の推奨、労働衛生教育などの熱中症予防を行う必要があります。

対 策
1

体の中から
発汗によって水分だけでなく塩分も失われ脱水症に。

脱水症になると血圧が低下し、必要な栄養が体内に行き渡らなくなります。水分、塩分を会社の中で気軽に補給できる方法を2つ紹介したいと思います。

塩飴

● 塩飴

塩分が含まれている飴を、各フロアに常備します。
この時、高温の環境下では飴が溶けることがあるので、冷蔵庫に入れると◎
汗で流れた塩分を取ることで、脱水症さらには熱中症を防ぎます。

ウォーターサーバー

● ウォーターサーバー

レンタル料や初期費用の違い。水道直結かボトルが宅配されるかという水の供給方法の違い。ウォーターサーバーにも様々な種類があります。平均月額は3,000円~4,500円/台。それぞれの会社にあった、ウォーターサーバーを設置することで手軽に水分補給ができる職場を作れます。

ウォーターサーバー比較サイト(価格.com)

https://waterserver.kakaku.com/waterserver/

対 策
2

体の外から
屋外ミスト装置のすすめ

ミスト

室内は冷房で冷やすことができるけど、屋外は暑さ対策ができない。
そんな時には、水が気化する際に周辺温度を下げる新しい熱中症対策、屋外ミストファンの導入を考えてもいいかもしれません。
ここでは、2タイプの屋外ミスト装置を紹介したいと思います。

● ミストスタンド

ミストスタンド

特徴
水道の圧力のみで、ミストを発生し温度を下げる屋外ミスト装置。

メリットとデメリット
水道常圧で電源不要なため簡単に導入できるが、ミストは地面が濡れるほどに粗い。

価格帯
8,000円~18,000円

こういう人に最適
4人など少人数で限られた場所で使用する場合

● ミストファン

ミストファン

特徴
水道圧をポンプで加圧し、ミストを発生。扇風機で広範囲に気化熱を発生させ温度を下げる屋外ミスト装置。

メリットとデメリット
ミストは地面に着く前に消えるほど細かい。一方で電源を使用するため設置には、水道と電源が必要。

価格帯
90,000円~200,000円

6.まとめ

最後に、この記事で紹介した熱中症の原因。予防と治し方をまとめておきます。

こんな人は熱中症になりやすい!

ミスト

1 体内にある水分量が少ない乳幼児と高齢者。

1 特に乳幼児は自律神経の働きが未熟なため、体温調節がうまくできないため注意が必要。

2 遊びやスポーツに夢中になりやすく、自分から症状を訴えることが少ない小中学生

3 気温が高くなってから、遅れて体が暑さに適応するため、暑さに慣れていない人。

3 暑くなりはじめた初夏の時期は特に注意。

4 業種では、屋外や室内の温度が高温になる場所で働く人。

4 建設業、製造業、運送業、警備業など

熱中症を予防するには

熱中症対策

1 外出時は帽子・日傘を用いて日陰を歩くようにする。

2 水分補給、塩分補給をこまめにする。

3 ウォーターサーバー、屋外ミストなど設備を導入する。

これら3つは屋外での対処方法ですが、日本国内での熱中症の死亡例の多くは室内で起きています。室内でも高温や湿度が高く不快感を感じたら我慢せずにエアコン、扇風機を使用しましょう。

熱中症の治し方

1 風通しの良い涼しい場所に移動。

2 衣類をゆるめて楽な姿勢にする。

3 氷や保冷剤で首筋や脇、太い血管が通っている場所を冷やす。

4 意識があり、吐き気がなければ水分、塩分を取得する。

下記に重症度をまとめています。特に重症度★3の場合は、その場の処置も大事ですが、すぐに救急車を呼び、医療機関に搬送しましょう。

重症度 症状 処置
★☆☆ めまい・立ちくらみ・筋肉のけいれん 応急処置後、症状治らなければすぐ病院へ
★★☆ 異常な汗・吐き気・寒気・体が重い 応急処置後、すぐ病院へ
★★★ 高熱・意識障害・水が飲めない すぐ救急車を呼び、応急処置

暑い夏を元気に、熱中症なく楽しい思い出にしましょう。

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